2016年08月02日

復讐の一滴

私 「とうちゃん!これ研いでおくれよ!」

父 「お前・・・・いつになったら、この短剣の研ぎ方覚えるんだ?!
   10日前にも教えたぞ?・・・・・って、おぃ!こら逃げるな!」

母 「まぁ・・・。日が暮れるまでには、戻ってらっしゃい!」




普段は動物しか近づかない森の奥に、少し開けた高台の上にある巨大な岩陰に隠れるように
我が家はある。


この巨石からの眺めは、私の生活の中で一番楽しみであるが・・・・

今日は、鳥が寄ってこない。






もう日が西に落ちる時だから、カラス達は我が家の近くの森に集まるはずなのに・・・







森の東側に雲谷がかかっている。

いや・・・・朝ではないから、雲谷ではない。





何かの大群?

牛か?!

牛・・・あそこには水辺はない。




何か来る?!




私 「とーちゃん!何か来る!!」

父 「ん?!」

母 「あなた・・・・この揺れ・・・」

父 「あぁ・・・気が付かれた。Aki!!!すぐこっちに戻れ!」

母 「私は里に知らせに走ります。Akiをお願い」

父 「うむ、頼んだぞ。・・・・・すまん、無事で」

母 「えぇ、貴方も。里で会いましょう」

父と母は、きつく抱き合い、巨石から降りた私は、父の隣に転がり込んだ。




Aki 「あれは、軍だよ。とうちゃん、やるのか?」

父 「お前は、教えた穴に入れ。いいな。これは家長からの命令だ」

Aki 「わかった」



私は、自分のペット”Siro”を連れて穴に向かう。

穴は、とうちゃんが「いざ、って時に」役立つように、横穴式で掘ってくれた。

もちろん、私も手伝ったが、手伝ったうちに入るかどうか・・・


”ヒュ!”


私の横を風切り音と共に、物が飛んでくる。



赤い矢


帝国の矢だ。




Siroは、まだ私を乗せるまで大きくないし、子供の私の全速力は知れている。




”うぉぉぉぉぉ~!!!!”



父が吠えている。

私にはわかっている。

母と私を、逃がすためだ。



何回も練習した。

走る場所、走る速さ、走る気力・・・・・そして、走る姿勢。

父 「後ろを見るんじゃない!お前はまだまだ小さいから、それじゃ捕まるぞ!」

私 「だって、かあちゃんが笑っているよ? ほんとに、この方向?」

父 「あほ!前見ろ!! この場所は土が固い。外れるな・・・そうそう。走れ!」




ちくしょう!

ちくしょう!!!!

もっと、大きかったら・・・もっと、大人だったら!!





俺は、父ちゃんみたいな ・・・・











”忍びになりてぇ!”









「------」

母 「Aki!いる?!」


夢の中で私を呼んでいる。





母 「Aki!!!生きてるの?Aki!」




私の体を揺する人がいる。




でも私、疲れたんだよ・・・・

一生懸命走ったんだよ・・・・

眠いよ・・・・




       とうちゃん。





「----」


Umi 「お前さぁ、その短剣見せてみ!」

Aki 「あぁ・・・でも、手を切るなよ?」

Umi 「お前、俺をばかにしてんじゃね?・・・こんな曲刃くらい・・・・って、おも!!」


路地を4人が横並びで、他人の迷惑も省みない大声で歩いている。

石畳であるこの路地は、もともと城下の下町に位置し、貧富の位では下から数えた方が早い者達の生活路だ。


それでも、彼らが通ろうとする通路を横切り、そそくさと家に駆けこむ住人。



Kiko 「そういやぁ・・・さ。Aki、そろそろ上級に上がるんじゃね?」

Aki 「いや・・・もうちょっと。もう少しだけど、たぶん届いてない」

Tiko 「ふ~~ん。遅いよ、Aki。もっとガツガツ練習しろよ!」



服装は、ダークなアースカラーでタイトな身なり。

しかし、それぞれの体のシルエットは、並大抵な訓練では成し得ないことは容易にわかる。



Kikoが、靴のかかとを石畳につけるか・・・・とした時。

Kiko 「そういやぁ・・・Aki。お前の出身どこだっけ?」





こいつ・・・・忍びの世界の”モラル”ってものを無視しやがるのか?

言ったところで、絶対信じないくせに・・・・なんて言ってやろう・・・



Aki 「俺、リフテンだよ?」

Kiko 「は?!ばかじゃね?リフテンの忍びが、なんでダガーフォールにいるんだ?」

Tiko 「ククク・・・」


Kiko 「お前!笑ってんじゃねぇ!Aki、どこだよ?」

Aki 「さぁね。どこだろ?」


太陽は、まだ高い位置にまぶしく輝き、石畳に反射する靴の和音と4人の声が通路の端にまで響いていた。



Umi 「Aki。あとでお前んち行く。用意しとけ」








Umiが”用意しろ”と言った。







あぁ。。。私は、この時をどれほど待ち望んだか!!


posted by Aki at 20:13| Comment(2) | ギルドクエスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やばい!時間がない!

いや、でも日記はつける!!


あ~でも、もう出なきゃ!!!!












ぁ・・・・













































昨日、メンテで書くことがないや・・・・・
posted by Aki at 08:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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